No.0056 四宝

その3「水池」


池が水なのは普通だろう。と突っ込まれそうですが。

書道具に墨池(ぼくち)というものがあります。墨池は墨汁(ぼくじゅう)を入れておく容器です。もちろん書道用に専門店でも購入できます。プラスチック製で600円ほど、陶器製で2500円もします。

水書の場合、墨池には水を入れておきます。高価な墨池は必要ありません。水を入れる容器があればよいのです。 水を入れるので「水池」です(笑)

100円ショップで買ってきました!ティアドロップ(紡錘形)の小鉢。陶器製。本来の用途はレモン汁やソースを入れるものかな。商品名は「ボウル(しずく10cm)」になっています。

大きさ8.5cm、深さ3.5cmぐらいの陶器製の小鉢がちょうど良いと思います。墨池は筆の穂先を揃(そろ)えたり、筆に含まれる水分量を調節するので重さがある陶器製が良いです。

水書に必要な道具は
「筆、水書紙、水入れ、布巾、ティッシュやキッチンペーパー」
。たったこれだけです!

墨で書く際に必要となる「墨(すみ)、硯(すずり)、墨汁(ぼくじゅう)、下敷き、文鎮、半紙」は不要です。筆を持ち歩くわけでもないので「筆巻き」も不要です。

その他あると良いのは筆置きぐらいでしょうか。私は布巾で十分です。もちろん書道具店には花梨(かりん)の筆置きがあります。(実は欲しい)

次は「先生」を自宅にお呼びします。