No.0088 人は何を食べるべきか

その17「野菜を干す」


空気清浄機で干す
「食材を室温で保管できないだろうか」始まりはこの問いかけである。理由は先日の冷蔵庫の故障である。

保存といえば、日干し、塩漬け、ぬか漬けが頭に浮かぶ。高温殺菌のガラス瓶で保管というのは実に西洋的だと思う。

日干しといえば、お日様のもと干すものと思っていた。やっぱり太陽光だの紫外線だのが必要だと思っていたのだが、どうも違う。

一番重要なのが「風通し」だそうだ。確かに陰干しだの、温度が上昇しない冬が良いだの言われる。つまり太陽にちょこっと当てるのは良いけれど「冷温乾燥」のほうが良いらしい。

夏場、干物作りに向かないのは高温、多湿、無風状態、腐敗菌の増加、昆虫の増加みたいである。

そこでひらめいた!エアコンで除湿された室内、空気清浄機のもとでは!!!

室内はエアコンで除湿されている。風は空気清浄機で吹いている。しかもHEPAフィルター通過後の風である。室内なので目に見える昆虫はいない。ホコリもないし、花粉も飛んでいない。30度以下の室温なので低温乾燥である。低温乾燥なのでビタミン等の栄養素は壊れない。良いことばかりのような気がする。唯一、太陽を浴びないのでビタミンDは増えない。

何日干せば完成なのか?という質問は愚問である。目的は干し野菜を作ることではない。あくまでも「室温での保管」が目的。なので干し始めてその日から必要な分は食べる。毎日食べる。干し野菜が完成した頃にはなくなっていると思う。