No.0073 この世界の理

その5「天の世界、火の理」


次に「天」の世界のお話をしましょう。

「天の世界」では「火の理(ことわり)」で動いています。

・目に見えない世界です。
・熱を与えられ、徐々に熱くなっていきます。
・軽やかに宙を舞い、上へ上へと上昇します。
・ありとあらゆる病気や怪我を癒やします。


これをすべて「火の理」といいます。

こうしてみると天と地は真逆の世界、真逆の理が働いていることがわかります。

「天」は素晴らしい楽園のように思っていませんか? 実はそうでもないのです。温まったものは冷えません。熱を奪うものがありません。つまり際限なく熱くなるのです。熱くなって目の前から消えるのです。

天へと上(のぼ)ったものは下(お)りてくることはありません。ずっと上っていくのです。

もし、天のものが地に下(お)りてくることがあるとしたら、それは「水の理」が必要なのです。つまり水の渦の中に飛び込み、渦柱を使って下りてくるのです。

でも天のものは誰もが「水の理」は使えません。下りてこられないのです。それはあなたが「火の理」を使えないのと同じことです。