No.0031 第2話 神道

その2「となえことば(神拝詞、略拝詞)」


祓詞(はらえことば)という祝詞(のりと)は難しいことは言っていません。
「〇〇の神様、禍(わざわい)や罪穢(つみけがれ)を払ってね」
と言っているようなものです。
でもこれは一般には神職(しんしょく)の方が唱(とな)えます。

もっと簡単な、一般の人が神社や神棚で唱える言葉として「となえことば(神拝詞、略拝詞)」というものがあります。

祓い給へ(はらいたまえ)
清め給へ(きよめたまえ)
守り給へ(まもりたまえ)
幸え給へ(さきわえたまえ)


と言います。
もはや神様の名前もありません。この場合こちらの名前も省略です!
(ちなみに私、この言葉を神前で唱えたことはありませんが ^ ^;)

意味は「祓って、清めて、守って、幸せにしてね」ですね。

さて、
「祓い」「清め」「守り」「幸う」
この4つの言葉、
日本の神道では非常に重要な意味を持っています。

「この世の禍(わざわい)、罪(つみ)穢(けがれ)を祓い、清め、そして守ってこそ幸せが訪(おとず)れる」ということでしょうか。幸せまでの道のりは長いです。(笑)