No.0033 第2話 神道

その4「禍(わざわい)と罪穢(つみけがれ)」


もう一度、祓詞(はらえことば)の祝詞(のりと)をみてみましょう。

「…諸諸(もろもろ)の禍事罪穢(まがごとつみけがれ)有(あ)らむをば
祓(はら)へ給(たま)ひ清(きよ)め給(たま)へと白(まを)す…」

ここで重要なのは

祓(はら)うのは禍事(まがごと)
であり、
清(きよ)めるのは罪穢(つみけがれ)
であるということです。

つまり、
「禍(わざわい)をはらいたまえ」「罪穢(つみけがれ)を清めたまえ」

とお願いしているのです。

そこで、
日本語(大和の言葉)で「はらう(祓う、払う)」「きよめる(清める、浄める)」とは
どういう意味なのか知る必要があります。