No.0035 第2話 神道

その6「禍(わざわい)をはらう(祓う、払う)」


例えば、それが大きな力でなくても良い。ふわふわと飛んでくるホコリ!これも「服についたホコリをはらう」である。

例えば、絶賛流行中の新型コロナウイルス。これは感染症なので、ふわふわ飛んでくる。マスクについたものは、捨ててしまえばこれも「はらう」である。あなたに向かって飛んできたものをゴミ箱へ方向転換している。

「禍(わざわい)をはらう」という意味を少しでも理解していただけたであろうか。

神職が葉っぱのついた枝を持って左右に振る行為は「はらう」を具現化したものである。

逆に言えば、神頼みで「お祓い」をするだけが「おはらい」ではない。いや、神頼み以上にあなたがするべきことはたくさんあり、神頼み以上に効果が高いものも多いことを理解して欲しい。

神が求めるのは「神に頼む行為」ではなく、

その力を授(さず)けたあなたにやってほしいことがたくさんある
、ということである。