No.0012 「人は何を食べるべきか」

その3「フルーツしか食べない人」


2018年の時点でフルーツだけ食べて9年間も生活している人がいるそうで、面白いです。彼はやはり、人の歯、腸の長さなどから「人は果食動物ではないか」と考え、フルーツだけを食べて生活してみたようです。

フルーツたくさん


まぁ、この時点でちょっと違う気もしますが。というのは、ゴリラやチンパンジーなどの猿は「果食動物」ではあるけれど、タンパク質豊富な昆虫を食べますし、卵や鳥、小動物も食べます。

で、先程のフルーツだけを食べている人、いきなりフルーツだけにしたのではなく、まずは肉類を少しずつ減らし、穀物を少しずつ減らし、次にナッツ類を少しずつ減らし、最後にフルーツだけにした。と言っていたと私は記憶しています。

その結果、「体重が落ちた」「骨密度が上がった」「糖尿病、腎臓病のリスクが減る」「体臭がフルーツ臭になった」...などなど、色々と出てきます。

私が注目したのは、「腸内細菌の変化」です。 彼はフルーツ食にした結果6年後ぐらいから体が変化を始め、腸内でタンパク質合成が始まった。ということです。
(医師が確認しています!)

6年ですよ、たったの!

私は犬は人と共に生き、1万年以上かけて穀物を分解吸収できる腸内細菌を身につけたと考えていました。無論、生まれたての子犬は親犬の腸内細菌を受け継いでいるのであれば、そうなんですけど。

大型犬の場合、6年と言えば寿命に近いです。6年後に腸内細菌を確立しては遅すぎます。

猫の寿命は17年(だったっけ!?)。ひょっとすると2,3代(数十年)で穀物吸収能力を身に着け、雑食になるのかもしれません。(あっ、そういう話ではない)

「腸内でタンパク質を合成」...面白いです、とてもおもしろいお話です。