No.0047 「人は何を食べるべきか」
あの頃の私の体はやせ細り、ほぼ肉と皮のような状態に。血圧は上がり、起きるのも寝るのにも痛みがともない、歩くのも困難でした。もともと痩せ気味の体重は以前に比べ8kgも減っています。ちょうどその頃、1年ほど入院している水泳選手の映像が流れていました。ほぼ私と同じ、あんな体です。入院で筋力が落ちた患者のようで、厳しい修行を行っている僧のようで。
ふと「このまま死ぬのかな」と頭をよぎりました。私の場合、病気ではありません。でもこの先どうなるかも全くわかりません。
だた唯一の救いは、今の自分の状態、その原因が極めて正確にわかっていることです。
もうそりゃぁ、自分の持っている力、能力は総動員です。
思いましたよ「人にない力は、人が経験したことがないことを超えるためにあるのかな」とか。
何もしないわけにはいきません。まずは指先ぐらいの少量の肉や魚を食べて見ます。やっぱり吐き気がします。そんな日々が5年近く続きます。そんな時です。今年の2月に入って、鶏肉が食べられるようになりました。驚きです。それから毎日鶏肉を食べました。
体重は見る見る間に増え、筋肉量は3kgも増えました。そうなると日常生活は全く問題ありまえん。血圧も正常値まで下がりました。
よく言われる「血圧が上がったら塩分を控えなさい」「運動をしなさい」には疑問を感じます。私ならまずは「肉を食べなさい」です。
痩せている人が運動しても筋肉は増えない。なぜならタンパク質不足なので運動エネルギーは筋肉から補ってしまう。痩せている人が運動すると更に痩せる。
塩分は取り過ぎは良くないでしょう。でも人の体には必要不可欠な要素です。しかも健康ならば尿で排出されるものです。
高齢者や痩せている人で高血圧ならば、まずはタンパク質不足を疑いましょう。新しい筋肉、血管を作ることができず、老朽化し硬化した筋肉、血管で血圧が上昇している可能性が高いです。
それからの私の目標は「ぷちデブ」です。「健康的な太め」を目指しています。(笑)