第4話 才能
その一「なぜ人は経験を求めるの」
なぜ人は経験を求めるのだろうか
生まれた時から
子供の時から
いつの頃からか
やってみたいという思いが沸き起こる時がある
うまいか下手かでは無い
やってみたいのである
そしてそれをやっていることが楽しくて
それをやっていることが幸せに感じることがある
そこに悪魔がやって来る
不安、失望、悲しみ
そう、誰かと比べた時
何かと比べた時
自分はそれでいいのか
自分にもあるのだろうか
疑念をいだき
苦しむことがある
それは「才能」という二文字
人とは不思議なものである
同じ時期から訓練を始め
同じ時間練習しても
出来る人と出来ない人
修得するのが早い人と遅い人
すべて、才能という言葉で片付けられ
全て才能が有る無しで結論づけられる
そもそも才能とは何なのだろうか?