No.0018 「人は何を食べるべきか」

その9「能力を身につける」


例えば、スポーツ選手。バレーボールの選手がそのもっと適した肉体を作るのに適した運動は「バレーボール」であるということ。水泳の選手がそのもっと適した肉体を作るのに適した運動は「水泳」であるということ。

何年前だろうか、筋肉ありきで多くの選手がそのスポーツとは関係なく筋トレに励んでいた。結果、そのスポーツには適さない筋肉を身につけ、多くの選手が結果を残せず消えていった。

スポーツの場合、そのスポーツの中で負荷をかけて、そのスポーツに適した筋肉をつけるということが最も重要である。

実はスポーツだけではない。音楽、芸術の世界は言うに及ばす、実社会のありとあらゆる世界において、能力を生み、能力を身につけようとするには、「その世界に身を置く」ということが最も重要である。

しかもそれは人の世界の話だけではない。「目に見える世界」も「目に見えない世界」も普遍の法則である。即ち

あなたがその能力を身につけたいのなら、その世界に身を置きなさい
ということである。